50才すぎて初トライ!挑戦ライター吉村高廣のチャレンジ・スポーツ 50才すぎて初トライ!挑戦ライター吉村高廣のチャレンジ・スポーツ

50才すぎて初トライ!挑戦ライター吉村高廣のチャレンジ・スポーツ

目の前にある壁を超えられるのか。自分との戦いのスポーツ。

五十もすぎると、色々と身体にキシミが出てきます。五十にして天命を知るといいますが、五十になって天から与えられた自分の使命を悟るように、体力の限界も見えてくるということでしょうか・・・
それでも健康維持のためにと、五十を過ぎてからスポーツを始める方は多いようです。フットサル、水泳、バトミントンはどうだろうか。意外とダンスも運動量がありそうだし、若い頃に流行したボウリングもいいかも。
これまで乗馬、アーチェリー、護身術、ゴルフ、テニスを体験してきた中高年の編集ライター吉村高廣がチャレンジするのは「ボルダリング」です。
ボルダリングとは元々は本格的な岩山を登るロッククライミングの練習用として位置づけられていたそうです。低めのコンクリート壁に人工的に取り付けたボルトやホールド(突起物など)を、道具を使わずに自分のカラダひとつで登れる運動ということで、その気軽さから、ここ数年ブームになっていました。

「一見すると握力や懸垂力が必要に見えますが、チカラがあるなしに関わらず年齢や性別を超えて楽しめます」と、東京都内最大級のボルダリングジム"ロッキー品川店"(東京都品川区)のコーチ竹田さん。そんなお話を受けて「まさにこれは僕のためのスポーツかもしれない」と意気揚々の体験者。まずは最初に五分ほどのビデオで、ボルダリングを楽しむためのルールや注意点などを学びます。
動きやすく汗をかいても良い服装に着替えて、ボルダリング用のシューズを借り、手に滑り止めのチョークを付けて早速体験です。高さ4メートルほどの人工壁には様々な形のホールド(手で掴める突起物)がぎっしりと埋め込まれています。さらにホールドの横にはカラフルなテープが付けられています。

「テープの色が難しさのランクになっています。黄色のテープは初心者用。手は黄色のテープを必ず使ってください。足はどの色のテープを使ってもよいので、さくさく登れますよ」。テープには「S」がマーキングされています。スタートの意味、「G」はゴールです。始めに壁から離れて、「S」から「G」に向けたコースをイメージします。このイメージが実は重要です。

「壁近くに寄ると、迫る壁でコース全体が見えません。つまり登れない。離れてコースを頭にたたきこんでからクライムにのぞみんでください」とコーチからアドバイスを受ける体験者。壁から離れてボーっとしているように見えますが、これはコースをイメージしているところ。登っているときはカラダを使っての運動、登る前はコースをイメージする頭脳の運動で、思いのほか全身神経を使うようです。

トレーニングマシーンやマラソンのように、黙々と一人で運動するのではなく、常にコースをイメージしながら、想像力を働かせるスポーツです。ボルダリングジム"ロッキー品川店"では、このコースを定期的に変更しているとのこと。「課題と称して、コースを変更することでゲーム性を高めています」。課題をクリアする達成感がボルダリングにはあるようです。

初心者の黄色コース(レベル1・2)を軽々と制覇した体験者。意外とワンランク上のピンク(レベル3・4)のコースもクリア。と夢中になっていると「少し休憩しましょう」。気軽に登れるだけにカラダに負担がかかっていることを、ふと忘れるのはボルダリングの注意点です。
初心者の黄色のコースから始まり、ピンク、茶色のコースへと難しさをアップさせながら、自分の上達度合いも分かってくると「夢中になって時間を忘れてしまいますよ」と、コーチ竹田さんは話します。ドリンクを補強しながら適度に休憩をします。

体験時間も迫ってきたところで。体験者「少し難易度の高いコースをトライしてみたいです」との積極的な希望で、茶色コース(レベル5)にのぞんでみましたが・・・コーチにクライミングの見本をお願いして、少々ぎこちないスタートでも、どうにかゴール。「茶色のコースは手だけでなく足も指定のホールドを使ってください」ともなると、なかなかこれは難しいようです。「もうさらにワンランク上のコースで」と欲が出たところで、体験は終了しました。
「夢中になりすぎたり、あわてたり、無理をするのはケガのもとです」。安全、安心にボルダリングを楽しむコツは?とお聞きすると「早く登るスポーツではないので、自分のペースでゆっくりと。コースを一つ終了するごとに休憩をとって」。「時間をかけても良いので、自分なりに課題をクリアしていくことに楽しさを見いだして」とのことでした。
体験を終えて
ふらっと手ぶらでジムに来て楽しめるボルダリング。初級の黄色コース、ピンクコースは、意外と簡単にできたのに。ワンランクコースをアップさせるごとに難しさが増していきますが、それが面白い。トライしたくなるんですね。出来ないのが悔しい。ボルダリングは確かに夢中にさせるスポーツですね。目の前にある壁を超えられるのか、などと思いながら挑戦する楽しさは他のスポーツにはないかもしれません。(挑戦ライター吉村談)

コーチの竹田陸人さんから

当ジムでは、四十代の主婦の方がダイエットをかねてボルダリングを楽しんだり、五十代、六十代の方が会社帰りに汗を流しに来たりと、小学生から大人までどなたでも遊びに来ていただいてます。ゲーム性が高いので「会社の仲間とご一緒に来てわいわいと汗を流した後、帰りにビールを一杯ひっかけて」というアフターファイブでのご利用も多いです。

取材ご協力

Rockyボルダリングジム品川店
〒108-0075東京都港区港南5-4-38松岡品川埠頭ビル103
http://www.rockyclimbing.com
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■記事公開日:2016/03/11
▼編集部=監修・構成 ▼編集部ライター・渡部恒雄=文 ▼渡部恒雄=撮影 ▼編集部ライター・吉村高廣=体験者

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