インド人との初商談の時、相手は首を横に振り続け「あちゃー」と言うので、商談を続けても無駄と思い打ち切りました。そのことを上司に報告すると『インド人は首を横に振るとYES、"achchha" はヒンズー語でOKだぞ!!』と怒られ、正に「あちゃー」だったという苦い経験があります。そこで、商談などでシンプルな説明で確実に相手にメッセージを届けたいときに便利な"In a nutshell "にご注目。
文字通りだと「木の実の殻の中」ですが、「殻の中に入るほどコンパクトに」というニュアンスで、意訳は「簡単に言うと」になります。何かを説明したい時に、In a nutshellから始めると比較的簡単な単語で説明が済むことがあります。
Aさん:How does a hybrid car work?
(直訳:ハブリッド車はどうやって動くのですか?)
Bさん:In a nutshell, it runs on both electricity and gas.
(意訳:簡単に言うと、電気とガソリンで走る。)
海外との商談に備え、誰もが必死で専門用語を勉強しますが、覚えたての難しい単語を張り切って使うと逆効果になることがあります。日本語でも、自慢げに専門用語を連発されると敬遠したくなりますね。"In a nutshell "を駆使して、できるだけ簡単な単語を使ってポイントを確実に伝えるのが賢明。難しい単語は経験値から自然と身に付いていくものです。
(直訳:ハブリッド車はどうやって動くのですか?)
Bさん:In a nutshell, it runs on both electricity and gas.
(意訳:簡単に言うと、電気とガソリンで走る。)