オフィスでサンダルに履き替えていませんか?
骨盤がゆがむ原因は、姿勢の悪さ(偏り)、筋肉バランスの悪さ、運動不足、栄養不足などが挙げられます。これらの因子が多いほど骨盤の歪みは顕著になりますが、とくに"無意識の姿勢の悪さ(偏り)"が第一因子と考えられます。例えば、老眼のためスマートフォンを遠ざけて見る。同じ方の手や肩でバッグを持つ。同じ方の足ばかりを組む。こうした方は、股関節の同じ部分に圧がかかり骨盤の歪みにつながります。
また、女性のハイヒールが骨盤の歪みの大敵であるように、男性の場合もサイズの合わない靴を履いていると、カラダの重心が安定せず骨盤の歪みにつながります。さらに、オフィスでサンダルに履き替える方がいますが、踵が安定しないサンダルは、足首や腰への負担が大きく、骨盤を歪める要因です。
骨盤が歪むと、踵が片側だけすり減りがちになり、いっそうカラダの重心を片寄らせて骨盤の歪みを悪化させます。したがって、長時間履いていても疲れにくい自分にフィットしたビジネスシューズを選ぶことも大事です。
風邪をひきやすくなったと感じていませんか?
骨盤の中心には"仙骨"という骨があります。仙骨は、背骨を支える土台となる重要な部分です。仙骨の上には背骨があり、その上には頭蓋骨があります。頭蓋骨だけでも約5kgあると言われており、仙骨は常にその重さを支え、カラダ全体を支えているのです。また、仙骨には脳脊髄液を循環させるという大事な役割も持っています。
さらに仙骨は、副交感神経のたまり場でもあるため、骨盤が歪むと仙骨にも悪影響を及ぼし自律神経の乱れにつながります。その結果、常に交感神経優位の状態が続き、免疫力の低下を招いて風邪をひきやすくなったり、情緒が不安定になり、小さなことでも怒りっぽくなったりします。
人間の体を1本の木に例えるなら、骨盤は根っこで、背骨は幹、そこに神経の枝があり、その先に実っているのが内臓です。つまり、根っこである骨盤に異常があると木そのものが枯れて、さまざまな体調不良となるのです。それを改善するためには、まず仙骨を調整して、骨盤を正常な状態に戻す必要があります。
骨盤矯正は、「痛い!」と思っていませんか?