● 福岡ビジネス地区の5月時点の平均空室率は5.31％、前月比0.12ポイント下げました。5月は縮小の動きが出ていたものの、館内増床や分室の開設に伴う大型成約のほか、拡張移転など中小規模の成約も見られたため、福岡ビジネス地区全体の空室面積がこの1カ月間で約9百坪減少しました。5月時点の平均賃料は12,005円、前月比0.11％（13円）上昇しました。● 5月時点の地区別の平均空室率は次のとおりです。天神地区は9.27％、前月比0.06ポイント下げました。新築ビルへの移転などによる解約の影響が出ていたものの、中小規模の拡張移転や館内増床、分室開設に伴う大型成約の動きも見られたことから、同空室率が低下しました。祇園・呉服町地区は5.43％、前月比0.82ポイント下げました。他地区からの拡張移転に伴い複数のビルで成約が進みました。解約の影響が極めて小さかったこともあり、同空室率は28カ月ぶりの5％台に低下しました。博多駅前地区は2.35％、前月比0.07ポイント下げました。成約は中小規模に止まりましたが、解約の動きが少なかったため、同空室率が低下しました。博多駅東・駅南地区は4.36％。成約、解約ともに大きな動きがなく、同空室率は前月比横ばいで推移しました。