● 仙台ビジネス地区の12月時点の平均空室率は5.91％、前月比0.11ポイント下げました。12月は小規模な解約の動きが出ていたものの、竣工1年未満の新築ビルに成約が見られたことや、既存ビルでも建替え予定ビルからの移転や分室開設などの成約があったことから、仙台ビジネス地区全体の空室面積がこの1カ月間で約5百坪減少しました。12月時点の平均賃料は9,393円、前月比0.07％（7円）下げました。2024年は新築ビル2棟の賃料が高水準だったことに加え、既存ビルの募集賃料も小幅な上昇傾向で推移したため、前年同月比では0.98％（91円）上昇しました。● 12月時点の地区別の平均空室率は次のとおりです。駅前地区は5.42％、前月比0.32ポイント下げました。竣工1年未満のビルに成約が見られたことや、既存ビルでは分室の開設や郊外からの移転など中小規模の成約の動きがあり、同空室率が低下しました。一番町周辺地区は4.73％、前月比0.11ポイント下げました。他地区からの移転に伴う大型成約が見られ、同空室率が低下しました。県庁・市役所周辺地区は5.35％、前月比0.03ポイント下げました。成約の動きは極めて少なかったものの、取り壊し予定ビルが募集中止となったため、同空室率が低下しました。駅東地区は9.10％、前月比0.07ポイント下げました。竣工1年未満のビルに郊外からの移転に伴う中規模の成約があったことから、同空室率が低下しました。周辺オフィス地区は8.50％、前月比1.03ポイント上げました。中小規模の解約の動きが相次ぎ、同空室率が上昇しました。