● 福岡ビジネス地区の4月時点の平均空室率は5.43％、前月比0.09ポイント上げました。4月は大規模ビル1棟が約3割の空室を残して竣工しましたが、既存ビルや竣工1年未満の新築ビルで新規開設や拡張移転、館内増床などの成約の動きが見られたため、福岡ビジネス地区全体の空室面積はこの1カ月間で約1千坪の増加に止まりました。4月時点の平均賃料は11,992円、前月比0.27％（32円）上昇しました。● 4月時点の地区別の平均空室率は次のとおりです。天神地区は9.33％、前月比1.24ポイント上げました。新規供給の影響により、同空室率が2014年5月以来の9％台に上昇しました。祇園・呉服町地区は6.25％、前月比0.36ポイント下げました。竣工1年未満の新築ビルに他地区からの移転の動きがあったことや、新規開設などの成約も見られたため、同空室率が低下しました。博多駅前地区は2.42％、前月比0.14ポイント下げました。拡張移転や館内増床などの成約が見られたことから、同空室率が低下しました。博多駅東・駅南地区は4.36％、前月比0.70ポイント下げました。他地区や郊外からの移転のほか、館内増床などの成約が見られました。解約の影響が少なかったこともあり、同空室率が低下しました。