● 札幌ビジネス地区の4月時点の平均空室率は3.94％、前月比0.32ポイント上げました。4月は新築ビル1棟が空室を残して竣工したほか、統合や館内縮小などに伴う解約の影響も見られたため、札幌ビジネス地区全体の空室面積がこの1カ月間で約1千7百坪増加しました。4月時点の平均賃料は10,865円、前月比0.81％（87円）上昇しました。● 4月時点の地区別の平均空室率は次のとおりです。駅前通・大通公園地区は3.33％、前月比0.03ポイント上げました。館内縮小に伴う解約の影響が見られ、同空室率が上昇しました。駅前東西地区は2.31％、前月比0.35ポイント上げました。他地区への移転や店舗の閉店などによる解約の影響があり、同空室率が上昇しました。南1条以南地区は7.12％、前月比1.63ポイント上げました。新規供給の影響に加え、撤退や縮小などに伴う解約の動きも出ていたため、同空室率は2017年2月以来の7％台まで上昇しました。創成川東・西11丁目近辺地区は3.51％、前月比0.77ポイント下げました。成約の動きは少なかったものの、竣工1年未満の新築ビルに分室開設に伴う大型成約が見られたことから、同空室率が低下しました。北口地区は5.12％、前月比0.45ポイント上げました。コールセンターの統合や縮小による大型解約の動きがあり、同空室率が上昇しました。