● 札幌ビジネス地区の10月時点の平均空室率は4.13％、前月比0.08ポイント上げました。10月は館内増床や拡張移転などの成約が見られたものの、自社ビルへの移転のほか、統合に伴う解約の動きが相次いだため、札幌ビジネス地区全体の空室面積がこの1カ月間で約4百坪増加しました。10月時点の平均賃料は11,012円、前月比0.10％（11円）上昇しました。● 10月時点の地区別の平均空室率は次のとおりです。駅前通・大通公園地区は4.74％、前月比0.40ポイント上げました。自社ビルへの移転や統合に伴う解約の影響により、同空室率が上昇しました。駅前東西地区は2.58％、前月比0.10ポイント上げました。成約が小規模に止まる中、統合などに伴う解約の動きが出ていたため、同空室率が上昇しました。南1条以南地区は5.81％、前月比0.06ポイント下げました。館内増床に伴う成約の動きが見られ、同空室率が低下しました。創成川東・西11丁目近辺地区は2.89％、前月比0.14ポイント下げました。他地区からの移転などによる小規模な成約が見られたことや、解約の動きも少なかったため、同空室率が低下しました。北口地区は5.63％、前月比0.09ポイント下げました。分室の開設や拡張移転に伴う成約の動きがあり、同空室率が低下しました。