札幌駅周辺エリアでは、2030年度の北海道新幹線・札幌開業を見据えて街の機能をリニューアルする再開発の動きが活発化しています。市が掲げる「まちづくり」の方向性は、駅やバスターミナル、歩行環境を整備して移動しやすい街へと生まれ変わること、道外からの企業誘致のほかさまざまな業種に対応できるオフィス環境の整備とスタートアップの起業支援、そして胆振東部地震におけるブラックアウトの経験を踏まえて、大規模な災害時にも機能する持続可能な街づくりを目指しています。冬季五輪招致は断念したものの中長期的な見通しを考えれば、「再開発と新幹線開業の相乗効果で得られる経済の安定と成長」が期待できる注目のビジネスエリアです。
■記事公開日:2024/03/25
▼構成=編集部 ▼イラストレーション=吉田たつちか