リアル・ビジネス英会話 #28

cushion statement クッション言葉

日本語には、「恐縮ですが...」「お手数をおかけしますが...」など、
自分の気持ちを伝える際に前置きする『クッション言葉』があります。
クッション言葉とは、ストレートな言い方をして相手に不快感や不信感を
与えないよう、やわらかく聞こえる配慮のフレーズです。

実は英語にもcushion statementと呼ばれる配慮のフレーズがありビジネスシーンで使われます。
特に「頼み事をするとき」「断るとき」「意見を言うとき」などに使われることが多く、
円滑なコミュニケーションに役立ちます。

そこで今回は、cushion statementの中でもよく使われるフレーズを紹介します。

①頼み事をするときのcushion statement
頼み事をするときは直接的な言い方をすると、命令されているような印象を相手に与えて不快感を与えることになり兼ねません。気持ちよく引き受けてもらうにはcushion statementが緩衝材になります。
If you don't mind...(差し支えなければ...)

If you don't mind, may I see your driver's license, please?
差し支えなければ、免許証を拝見させていただけませんか?
I'm sorry to trouble you but...(お手数ですが...)

I'm sorry to trouble you but Could you please resend the email?
誠にお手数ですが、メールを再送信していただけませんか?
I know you are busy but...(ご多忙かと思いますが...)

I know you are busy but Could I have about ten minutes of your time?
お忙しいとは存じますが、10分ほどお時間をいただけますか?

②断りたいときのcushion statement
きっぱりと断る必要はあるのだけれど、できれば相手を不愉快な気持ちにさせたくない。とても難しい状況です。そんなときに使えるcushion statementです。
I'm afraid...(残念ですが...)

I'm afraid I will not be able to participate this time.
誠に残念ですが、今回の参加は見送らせていただきます。
I'd love to... but...(そうしたいのはやまやまですが)

I'd love to go but I already have a plan.
行きたいのはやまやまですが、すでに予定があります。

③自分の意見を言うときのcushion statement
相手の意見に反論する場合は、まずは相手の主張を肯定してから自分の意見を述べれば、相手も面目が保たれます。自分の意見を言う場合は「Personally,=私としては」と前置きすれば対立関係は免れます。
I see your point but...(おっしゃることはわかりますが...)

I see your point but I don't agree with your opinion.
おっしゃることはわかりますが、あなたの意見には賛成できません。
Personally,(私としては)

Personally, I hope Otani will continue his two-way player.
私としては、大谷選手には「二刀流」を続けて欲しいと思っています。
※メジャーリーグの解説では大谷選手の二刀流を「two-way player」と表現しています。

日本でも海外でも、ビジネスにおいては良好な人間関係を築くためには、相手の気持ちを配慮した物言いが大事です。さまざまなシーンに対応したcushion statementを身につけてスマートな言い回しが出来るようになれば、職場で一目置かれることは間違いありません。
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■記事公開日:2023/12/25
▼構成=編集部:吉村高廣 ▼協力=K・Wakamatsu(大手旅行会社海外支店勤務歴) ▼写真=AdobeStock

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