リアル・ビジネス英会話 #23

that's a cool tie  相手を褒める

欧米のビジネスシーンにおいて褒め言葉は、
コミュニケーションを円滑に進めるための大事なエレメントです。
褒め言葉を自由に操れるビジネスマンは
"職場の中心人物"というケースも少なくありません。
ビジネスシーンに限らず日常生活の中でも、
会話の中に上手に褒め言葉を挟める人は好印象を与えます。
そこで今回は、日本人が欧米人とコンタクトした時、
すぐに応用できて"わざとらしくならない褒め言葉"を紹介します。

1.身に付けているネクタイを褒める
職場トークで頻出するのが、着ている服や持ち物に対する褒め言葉です。スーツや時計、バッグ、靴などが一般的ですが、アメリカのビジネスシーンでは「ネクタイを褒めれば当たり障りがない」と言われます。
that's a cool tie.    かっこいいネクタイだね。
やや砕けた印象を与えますが、シンプルかつ最もスタンダードな表現です。

I like your tie.    素敵なネクタイですね。
褒め手の主観を強調する表現です。目上の人に対してはこちらが妥当です。

That tie look great on you.    そのネクタイ、とてもよく似合っていますよ。
ネクタイを褒めるのではなく、それを身に付けている相手自身を褒める表現になります。

※明確な線引きはありませんが、あえて言うなら、cool=同僚、like=上司、look great on you=顧客と使い分けても良いでしょう。ちなみにcoolはスラングですが一般化されている表現です。
また、注意したいのは、It's a tie that looks expensive.(高そうなネクタイですね)など、高価であるか否かは褒め言葉として相応しくありません。


2.仕事と向き合う若手を褒める
仕事上の褒め言葉は、部下の成長や成果に対してよく使われます。逆に、上司の成果を部下が褒めることはほぼありません。成果主義のアメリカでは、高額なサラリーを得ている上司は成果を出して当たり前。
このあたりは日本以上にシビアです。
A)You are improving.    確実に良くなっているよ
B)That's quite an improvement.    ずいぶん改善されたね。
部下や後輩のスキルアップを褒める"鉄板表現"の2つです。どちらもとてもよく使われます。
Aに比べてBは「まだ改善する余地あり」というニュアンスを強く含んだ表現になります。

Keep it up!    この調子で頑張れ!
これも鉄板表現です。ビジネスシーンのみならず、学校やスポーツ、あらゆるシーンで使われます。

We'll go with this. It's a good plan.    これで進めよう。よくできた企画だ。
良かったところを具体的に褒めると、若手のモチベーションが上がります。


3.会話が勢いづく"褒め相槌"
会話の中で言葉以上にモノを言うのが"褒め相槌"です。タイミングよく合いの手(相槌)を入れると会話は盛り上がりスムーズに運びます。そこに褒める要素が含まれていればなおの事。ネイティブがよく使う褒め相槌のバリエーションを紹介します。

Exactly.    まさしく
That's right.    おっしゃる通り
Good thinking.    それ、名案だよ
Sounds good.    それはいいね
Awesome.    最高だね
He's not bad.    なかなかやるじゃない
I agree.    それはもう賛成だよ
Great.    すごいじゃない!
That's something!    それはすごい!
I can't imitate.    真似できないよ
Seriously?    ホントに?
I see!    なるほどね!
Empathize.    それ、わかるなぁ
Good for you!    よくやったね
You're smart.    賢いな

Point
相手のいいところを見つけたら、短い言葉でいいので積極的に褒めるべきです。欧米(特にアメリカ)では、相手を褒めることは、敵意がないことを伝えるサインでもあり、会話が弾むようになると思います。
1つ気をつけたいのは、容姿や年齢についてはアンタッチャブルです。日本以上に多様性を尊重する文化が根付く欧米では、「褒めたつもりがハラスメントで訴えられた」などということにもなり兼ねません。
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■記事公開日:2022/05/09
▼構成=編集部:吉村高廣 ▼協力=K・Wakamatsu(大手旅行会社海外支店勤務歴) ▼写真=AdobeStock

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