リアル・ビジネス英会話 #31

It's a beautiful day. スモールトーク

アメリカのビジネスシーンでは、相手と会話を始める前に「スモールトーク」を挟みます。スモールトークとは、本題に入る前の"軽い雑談"のこと。雑談とはいえども、これをせずにいきなり本題に入ってしまうと、「自分本位の人なのかな?」とか「随分せっかちな人だな」と、相手に対して警戒心や、失礼な印象を与えてしまうことがあります。

ところが日本人は、このスモールトークが苦手(どう切り出して良いか分からない)です。しかしスモールトークには「お決まりのテーマ」が幾つかあって、難しく考えることはありません。そこで今回は「スモールトークの定番ネタ」を3つ紹介します。ぜひ皆さんも職場で役立ててください。

定番ネタ①天気について
平凡に思えるかもしれませんが、逆に、当たり障りのない天気の話題はスモールトークのきっかけづくりに最適です。天気の話題は相手に深く考える負担を与えない気軽な話題のため幅広いシーンで使われています。事実、私たち日本人も、今年は何度「今日は暑いですねぇ...」という言葉を挨拶の枕言葉にしたでしょう。「スモールトークが苦手」という方は、まず天気を話題にすることをお勧めします。
It's a beautiful day.
今日は良い天気ですね。
It looks threatening.
今にも降り出しそうな怪しい空ですね。
※直訳すると「威嚇しているように見える」となります。 この表現は「雨に降られたくない」ことを前提とした英語ならではのイデオムです。
Isn't it a little chilly today?
今日は少し肌寒くありませんか?
It's been raining all week. When will this rain stop?
今週はずっと雨です。いったい、いつやむんでしょうね。

定番ネタ②スポーツ
私はスポーツの話題をネタにしてスモールトークのきっかけづくりをしていました。具体的には、ワールドシリーズやチャンピオンシップ、地元チームの活躍や話題の選手など。ただし、相手がライバルチームを応援している場合は「勝ち負け」の話は避けて(このあたりは日本も一緒です)個人のパフォーマンスや試合の盛り上がりなどに焦点を当てると会話が弾みます。
Did you see Otani's home run yesterday? He is amazing!
昨日の大谷選手のホームラン見た? 彼ってすごいよね!
Will Hachimura remain with the Los Angeles Lakers next season?
来シーズンも八村選手はレイカーズに残留できるんでしょうか?
I just recently started going to the gym.
最近スポーツジムに通い始めたんです。

定番ネタ③予定について
相手の予定を聞くのもスモールトークのきっかけとしてお勧めです。日本的な感覚では「予定を聞く=誘っていると」と考えてしまう方が少なくないと思いますが、アメリカでは、相手の予定を聞くのは普通のことで、天気の話題と同じでスモールトークでは頻繁に使われるトピックです。仕事後の予定や週末の予定などから聞いてみましょう。
What do you do after work today?
今日、仕事の後はどんな予定ですか?
What are your plans for the weekend?
週末は何か予定があるのですか?
How was your weekend?
週末はいかがでしたか?

ネタにできないNGトピック
スモールトークで絶対にネタにしてはいけないのは、お金、政治、宗教、身体的特徴、性別、人種など、いわゆるsensitive(センシティブ)な話題についてです。とくに、政治や宗教については個人的な思想が強く反映されやすい話題のため避けるべき話題といえるでしょう。 例えば、大統領選挙戦真っ只中のアメリカで...
I see Harris is leading the pack on Trump.
ハリスがトランプをリードしているね
などと言うのは共和党(トランプ)を支持する人にケンカを売っているようなもの。対立の原因になります。アメリカでは家族や気心知れた友人と政治の話をすることはあっても、さまざまな考えの人がいる職場では政治や宗教について不用意に話すことはご法度です。
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■記事公開日:2024/09/25
▼構成=編集部:吉村高廣 ▼協力=K・Wakamatsu(大手旅行会社海外支店勤務歴) ▼写真=Adobe Stock

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