リアル・ビジネス英会話 #34

I need to leave early 会議の途中退席と中座

会議の終了前にその場を離れて最後まで戻らない場合は「途中退席する」と表現します。片や、会議の途中で一時的に席を外す場合は「中座する」と言います。
英語の場合はこれを曖昧に表現すると一大事になり兼ねません。「戻る予定があるか否か」で、言葉をきちんと使い分けることは大原則です。
日本ではそこまで厳密に使い分けることはしませんが、もし仮に、欧米のビジネスシーンで「中座する」と言い置いて会議を離れ、そのまま外出しようものなら、会議の参加メンバーはいつまでもあなたの戻りを待つことになります。

1.会議を途中退席する
何らかの理由で会議がブッキングしてしまった場合は、最初に「○○時には途中退席しなければなりません」と伝えておくことが必要です。ただしこの場合、「誰との打ち合わせか」など詳細に触れる必要はありません。
私自身、「Oh, so that's what's more important to you?(キミにとっては彼との仕事のほうが大事なんだね)」と皮肉を言われた苦い経験があります。
Apologize, but I have another commitment,
so I will need to leave by 4 PM.

恐縮ですが、別の約束があるので16時には退席させていただきます。
I need to leave early because I have my next appointment.
次の約束がありますので、会議を途中で退席しなければなりません。
I apologize, but I have another commitment,
so I need to leave this meeting early.

誠に申し訳ありませんが、別の約束がありますので、会議の途中ですが失礼させていただきます。
appointmentcommitmentはどちらも「約束」を表す言葉ですが厳密には「約束の相手」が異なります。appointmentは、歯医者の予約など専門家との約束時に使います。一方、commitmentはより広範囲でフォーマルな約束時に使われます。どちらでも間違いではありませんが、会議を途中退席する場合にはcommitmentをお勧めします。

2.会議を中座する
日本では決まった予定がない限り"会議を途中で抜ける"ことはそうそうあるものではありません。しかし、効率や時間を重視するアメリカのビジネスシーンでは、スマホを片手に会議を中座する姿が頻繁に見受けられ「ちょっと外します」といった軽い表現がたくさんあります。ここではカジュアルになり過ぎず「申し訳ありませんが、少しの間席を外させていただきます」と伝える3つのパターンを紹介します。
Would you excuse me for a while?
少しの間、失礼(中座)してもよろしいでしょうか?
丁寧な問いかけですが、柔らかさが感じられる表現です。excuse me. というと「失礼します」「すみません」といった意味が思い浮かぶかもしれませんが、excuse は中座する際にも最適な言葉で、「その場を離れる」という意味の動詞です。
I have to step out of the meeting for a few minutes.
少しだけ、会議を抜けさせていただきます。
会議を中座するときに、最も自然に使える英語表現の1つです。step out は「少し出る」というニュアンスを持ち、会議の参加者に対して「急用が入ったため、ここにいられない」という事情をソフトに伝えられます。
I apologize for the inconvenience,
but I will need to leave the meeting for a short while.

ご迷惑をおかけしますが、しばらくの間、退席させていただきます。
I apologize for the inconvenienceは、日本語の謝罪の表現「不便をおかけして申し訳ありません」と同義語です。最もフォーマルで丁寧な印象を与える表現ですが、初めて会議を中座する際には、ここまでかしこまる必要はないでしょう。同じ会議の中でたびたび中座を繰り返すような場合は、このくらいの姿勢でメッセージすることが望ましいと思います。

a little piece of advice
一般的に、会議の最中に席を立つことは好ましくありません。これは日本の固定観念ではなく効率を重視するアメリカのビジネスシーン然りで、会議の進行を妨げ、他の参加者に迷惑をかけるため、できる限り避けるべきです。ただし、やむを得ない理由がある(発生した)場合は、必要最低限の言葉で、配慮と礼儀をもって周囲にはっきり伝えることが大事です。繰り返しになりますが、退席や中座の詳しい理由などは話す必要はありません。今回紹介した表現からその場に相応しい表現を選んで活用してみてください。
オフィスを借りたい・移転したい インターネットで簡単検索 www.miki-shoji.co.jp
■記事公開日:2025/05/28
▼構成=編集部:吉村高廣 ▼協力=K・Wakamatsu(大手旅行会社海外支店勤務歴) ▼写真=Adobe Stock

過去の記事

オフィス探訪
〈32〉
歴史をつなぎ、未来を描く 株式会社ニチベイパーツの新本社オフィス 株式会社ニチベイパーツは、機能性フィルムや両面テープ... 2026.04.28更新
ワークスタイル・ラボ
〈25〉
弱いつながりが拓く、これからのオフィスの価値 新しい働き方が広がるとき、私たちはつい"効率"や... 2026.04.28更新
駅チカビル
〈34〉
国内外の大手企業が集積する 日本屈指のビジネスエリア・丸の内 東京駅丸の内側は、日本を代表するオフィスエリアとして... 2026.04.28更新
Officeオブジェクション
〈29〉
ハイブリッドワーク前提のオフィス計画 リモートワークが一気に広がったコロナ禍以降、働く場所の.. 2026.04.28更新
オフィス探訪
〈31〉
創造力が交差し、新たな物語を生む 株式会社スクウェア・エニックスのオフィス 日本を代表するエンターテイメント企業として世界を... 2026.03.30更新
ビジネスマンのメンタルヘルス
〈34〉
電話が鳴った!その戸惑いを解消して、一歩踏み出す。 Vol.34電話が鳴った!その戸惑いを解消して、一歩... 2026.03.30更新
若手のための
“自己キャリア”〈27〉
〈27〉
関係構築力 長らく日本のビジネスシーンでは、会社名や... 2026.03.30更新
オフィス探訪
〈30〉
エンゲージメントの向上を目指した働き方へ ナラサキ産業株式会社のオフィス 北海道・室蘭での創業から120年以上にわたり、日本の産業界を... 2026.02.25更新
ワークスタイル・ラボ
〈24〉
AIとの共生と、人間らしさの再定義 新しい技術が社会に浸透するとき、私たちは.. 2026.02.24更新
Officeオブジェクション
〈28〉
採用難のいま、オフィスの役割を考える 少子化と価値観の多様化が進むなか、企業の「採用難」は... 2026.02.24更新
ビジネスマンのメンタルヘルス
〈33〉
仕事の任せ方が職場のメンタリティを左右する。 Vol.33仕事の任せ方が職場のメンタリティを左右す... 2026.01.27更新
リアル・ビジネス
英会話〈36〉
〈36〉
I'm sorry. 不自然な英語表現 「英語は通じているはずなのに、なぜか話が前に進まない。」海外で... 2026.01.27更新
文字サイズ