近年、世界各地で大地震が発生し、異常気象による豪雨、洪水などの被害が相次いでおり、海外赴任中に災害に遭遇することも決して珍しいことではなくなりました。そこで、海外赴任を前にぜひ知っておきたいのが、災害時に使われる英語表現です。
普段仕事で英語を使っていても、緊急時には日常会話ではあまり耳にしない言葉が、短く、強い口調で飛び交います。とっさに意味を理解できなければ、避難や身を守る行動が遅れてしまう可能性もあります。
このフレーズが聞こえたら要注意!
アメリカの防災機関FEMAは地震時の基本行動として次の指針を掲げています。
Drop, Cover, and Hold On!
(身を低くし、頭や首を守り、揺れが収まるまで身を守れ!)
という意味ですが、いちいち意味を考えている余裕はありません。災害時にこのフレーズを聞いたら反射的に危険を察知して「身を守る行動」をとることが大切です。
(身を低くし、頭や首を守り、揺れが収まるまで身を守れ!)
ほかにも、次のようなフレーズがあります
Take cover!
(安全な場所に身を隠して!)
(安全な場所に身を隠して!)
Get down!
(伏せて!)
(伏せて!)
Watch out!
(気をつけて!)
(気をつけて!)
Look out!
(注意して!)
(注意して!)
Evacuate!
(避難して!)
(避難して!)
Stay put!
(その場を動かないで!)
(その場を動かないで!)
Stay away from the windows!
(窓から離れて!)
(窓から離れて!)
Keep moving!
(止まらず進んで!)
(止まらず進んで!)
Don't go back inside!
(建物の中に戻らないで!)
特に覚えておきたいのが(建物の中に戻らないで!)
Shelter in place!
これは「屋内にとどまり安全を確保して!」という指示です。
災害時には、必ずしも「外へ逃げる」ことが正解とは限りません。状況によっては、建物内にとどまることが求められる場合があります。つまり、Evacuate!なら(外へ避難)、Shelter in place!なら(屋内にとどまる)。この違いは、ぜひとも知っておきたいところです。
「英語が話せる」と「緊急時の英語が分かる」は別物
災害が起きた瞬間に必要なのは、流暢な英会話ではありません。
Get down! Take cover! Evacuate! Stay put!
こうした短い言葉を聞いたときに、「何をすべきか」を瞬時に理解する瞬発力が求められます。
海外赴任が決まったら、赴任先で想定される災害を確認しておくことと、今回紹介した緊急時の表現を意識して覚えておくようにしてください。「海外だから災害は関係ない」のではなく、「海外だからこそ、災害と現地の言葉を知っておくこと」が今の時代は、ワールドワイドに働く人の大切な備えの1つです。
